使用可能なソフトの種類は、「写真」と「映像・音源」です。
それぞれ、どういうものを指すのか、またそれらの利用範囲について、ご説明いたします。

文楽の本公演(国立劇場および国立文楽劇場での公演)における舞台写真は、特定の写真家が技芸員および劇場の許諾を得て撮影されたものと、劇場側の公演記録として撮影された記録用写真の2種類があります。

国立劇場および国立文楽劇場では、後者の記録用写真を、劇場に来られた皆様に公開し、ご覧いただくことは可能ですが、あくまでも、記録を目的とした写真ですので、市販や出版物への掲載などについては、改めて、技芸員の許諾を得る必要があります。

写真家が保有する写真でも、公演記録の写真でも、技芸員が被写体となっている場合だけでなく、人形のみが被写体となっている場合にも、該当する人形遣い(主遣い)の事前の許諾が必要であり、許諾が得られないままの公表は認められていません。また、認めるべきではないと考えています。なぜならば、人形遣いが遣っているからこそ、人形の表情・情感が写真に映し出されているからです。特に、文楽の舞台写真では人形が被写体になることが多いのですが、写真という一瞬の動きを捉えた中では、必ずしも人形遣いが考える最良の状態であるとは限りません。
実演家において、最高の状態で演じ、最高の構図で撮影されたものと認めた写真を使っていただきたいと思うのが、共通の願いです。
技芸員の思いを、そして、伝統ある文楽を次世代に正しく伝えるためにも、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

文楽の舞台映像は大きく分けて、国立劇場および国立文楽劇場の公演記録映像と、NHKの舞台中継番組の映像と二種類があります。

国立劇場、国立文楽劇場の公演記録映像は、劇場と出演者との間で交わされた契約に沿って、記録・保管されています。また、NHK(もしくは他社)の映像素材については、番組等を放送するために撮影された著作物です。

音源素材は、国立劇場および国立文楽劇場の公演記録と、すでに市販されているレコード、CDなどがあります。または、映像素材から音源のみを使用する場合も考えられます。

いずれも、本来の目的以外の理由で使用する場合は、目的外使用となりますので、著作権者および著作隣接権者の許諾を事前に得ることが必要になります。

なお、映像および音源については、部分使用の申請は受付けておりますが、演目全部(各段ごとも含む)使用については、原則お断りしています。

すでにあるソフトを利用することとは別に、新たに写真や映像などの撮影をご希望される場合は、主催者および劇場、出演者等の関係団体すべての許諾が必要となりますので、時間に余裕をもってご相談ください。

一般社団法人 人形浄瑠璃文楽座 事務局
TEL:06-6210-5123/FAX:06-6210-5311